今回は、四日市港管理組合発注の工事現場を紹介します。
大規模地震に備え、古い護岸を取壊して新しい護岸を作っていきます。
①既設護岸の背後(陸側)に鋼矢板で仮設の護岸を設置します。
②既設の護岸を取壊します。
③取壊した護岸の位置に、安定する深さまで鋼管を打ち込みます。
④海側の液状化対策として地盤改良を行います。
(陸側は液状化しない判定が出ているため地盤改良は不要)
⑤鋼管の上に、コンクリートで壁(上部工)を作ります。
⑥仮設の鋼矢板を引き抜き、背後の整備を行い完成。
①~⑥を繰り返しながら進めています。
今回の工事は、②と③を行います。
こちらは仮設の鋼矢板を打ち、既設の護岸を取壊した状態。
このとき既に②は終わっていました。
ここに鋼管を打設していきます。
台船の上には鋼管が用意されています。
今回の工事では、直径800mm、長さ16.5メートルと、17.5メートルの2種類を使います。
クレーンで鋼管を持ち上げ・・・。
所定の位置にセット。
奥には完成した護岸が見えています。
機械が鋼管を掴んでます。
この現場は地中に石が多く、圧入だけでは入らないため、穴を掘りながら鋼管を圧入打設していきます。
今回の発注工事は、鋼管を打設するところで終わりです。
続きは新たに入札を行い、次の業者さんが進めていきます。
【整備課】